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雲隠れの里にあるという真実の滝。

「ここが…?」
「ええ、そうです。滝壺にある小島に座って目を閉じれば、自分自身の真実が見えてくる」



「後悔してるんだろ?」

果たして目の前の滝から現れたのは自分とよく似た、しかし暗い瞳をした「柱間」だった。

「なんぞ!?お主は…っ」

「マダラを殺したこと、後悔してるんだろ?里の連中は最初からマダラを嫌ってた。
お前がマダラを殺して一番喜んだのは里の連中だ。それに扉間もな…。
誰もお前の気持ちなど分かってはくれない。二人の夢の里とはずが、マダラを殺してお前はひとりぼっちになった」

「誰ぞ…お主は…」
「見ればわかるだろ。俺はお前だ」

俺はお前の心の奥底にあるお前自身だ。
俺はお前の真実だ。

「後悔してるんだろ?」
「黙れ!」

黙れ、黙れ、だまれ!!

「もしやり直せるなら、今なら俺は別の選択をする。里を捨て…」
「やめろぉおおおーーー!!!」

それだけは、言ってはならんっ
俺を信じる里の者たちを、俺の大切な弟を、裏切ることになる!

「それだけは…言うな!」

マダラを失った今、自分が選べる最良の選択肢は火影として里を育てること。平和な世を作ること。

「マダラの犠牲を…無駄にはせん!」

蒼白な顔をして戻ってきた柱間に案内役はいった。

「まさか力で無理やりアレを抑え込むとは…。火影殿、あなたの中にも狂気がおありなようだ」


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