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合理的で理論的ではあるが、それを上回る感情豊かな扉間と、基本、扉間を殴って黙らせるイズナの話。


【千手 扉間】
非常に明晰な頭脳と極端に科学者的な思考回路を持ち、論理で説明がつかない事をとことん嫌う。そのため、確固たる証拠を伴わない推測、主観、直感的な判断、及び非科学的なものや「うちは一族」などに対して、否定的な態度を取る事が多い。
また物事の事実だけを客観的に捉え、相手の感情などを無視し、それを率直に言葉にする事が多く、時に兄である柱間や仲間からも反感を買ったり理解を得にくかったりする事もある。
自己主張も強く、自分の意見は絶対に曲げず場の空気を乱すこともある一方で笑上戸で面倒見のいい一面も持つ。
また極度のブラコン、うちは嫌いでもある。



【うちは イズナ】
扉間とは相棒関係にあり、客観的・合理的な扉間に対して、人間的な心情の重要さを説く事が多い。平和を愛し協調性を持つ一方、本能的な攻撃性も併せ持つという厄介な側面もある。
普段は相棒である扉間を名前で呼んでいるが扉間が人道にもとる行いをすると途端に「卑劣(里における公然の秘密)」と呼ぶため、扉間の支持者たちからは時々反感を買っているが、反面、大多数の意見を代弁する存在として尊重もされている。

難解な案件、不可解な事件など高度な能力を要する任務に2人で出向くことが多く、幾多の事件やそれに伴う困難を乗り越えることで、互いに深い信頼関係で結ばれている。しかしイズナの側に恋愛感情は一切芽生えておらず、現段階ではむしろ恋愛面において不遜な態度でアプローチを繰り返す扉間にイラ立ちを募らせている。

写輪眼を過信するあまり、事件の目撃者や容疑者を通じて任務を解決しようとする古いタイプの忍ともいえるが、それゆえ直感的に人の本性を見抜く洞察力は鋭い。
然し、容疑者に扉間が浮上するなど、負の感情を呼び起こす相手がいる場合には、証拠など調べることなく先入観で事件の犯人だと決めつけたり、瞳術により情報を引き出そうとする強引な面もある。

戦時中を生き抜いた族長補佐らしく、細身に似合わず拷問にも耐えうるタフな肉体と精神力を持っている。
しかし、自らの手で多くの人の命を奪い、戦場で仲間の最期を看取った事が里創設後トラウマとなり、突発的に非社会的な行動を取る事がある。
また、戦時中に受けた傷がもとで飛雷神恐怖症でもあり、里中で発作的に扉間に暴行を働いてしまった事もある。それを問題視した上層部から、精神科医のセラピーを受けるように命じられたことも…。

元来温厚な性格と相まって里システムには肯定的だが、仕事への取り組み方やうちは一族に対して卑劣な態度をとる扉間とはしばしば口論になる。



このお話は、そんな二人の男が心通わせるまでを描いたヒューマンラブストーリーである。

ヒューマンラブストーリーである!


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